パニック障害の方ならわかると思います。

 

“ 予期不安 ”

 

たまらないですよね。私はよく車の運転中に予期不安を感じていました。特に “信号待ち” の時にです。通勤途中、休日の移動中、ふとした瞬間にやってきます。特に信号待ちの車列が長いほど、その強度は強いような気がします。

もうその場から逃げ出したくなります。車をその場に止めて、ドアを開けて、どこかに走って逃げていきたい気持ちになります。

そんなことしてもどうしようもないのに。そして車内でひとり、何の理由もないのに、「どうしよう、どうしよう」 と気持ちばかりが焦ってしまいます。



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あるとき、私用で出かけた帰り道、信号待ちをしていたときにあの 「どうしよう」 がやってきました。このとき私は、あえて冷静に自分を観察してみることにしました。

 

「なにが “どうしよう” なんだろうか。」

「どうして “どうしよう” なんだろうか。」

 

あ゛・・・(気付いた)

 

『もしもどうにかなってしまった場合』 が怖いんだ。

『もしもどうにかなったときに逃げ場がないこと』 が怖いんだ。

→ 『今は何も起きちゃいないんだ』

 

そのとき私が考えていたことは、今現在自分の具合が悪いだとかそういうことではなく、“もしもこの先何かあった場合どうしよう” ということをひたすら心配していたのでした。

そしてその結果、心配するあまり息苦しくなったりめまいがしたり、実際に本当に気分が悪くなってしまうんだということに気づきました。



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つまり、順番がおかしいことに気づきました。

普通に考えると、具合が悪くなるというのはこういう順番です。

(※緊急状態=パニック発作)

 

しかし、私が予期不安を感じている状態というのはこういうことでした。

 

実際は私の体には異常がないのに、最悪の状態を思い描くことで体調が悪くなります。そして、体調が悪くなったことで最悪の状態をさらに強く思い描き、いっそう体調が悪くなります。こうして負のサイクルに陥ります。

そして何よりもこの一連のサイクルは “状況に対して反射的に” 発動します。これがやっかいなところです。今回の場合は(車内、信号待ち)という状況に対して反射的に発動しました。

 

私はこの一連の負のサイクルに気づき、予期不安に対抗するために、意識的にこのサイクルを断ち切ってみることにしました。

最悪の状態を思い描くのではなく、“今、自分はどうなのか”、そこに意識を集中させました。その先の事はとにかく考えないようにしました。少しでも先の事を考えそうになったら、“今、自分はなんともないじゃないか。ドキドキするなんてバカバカしい。今だ。今だ。今はなんでもないんだ。” と開き直るようにしました。

するとドキドキや不安を忘れることができるようになりました。やり過ごせるようになったと言うべきかもしれません。そうしているうちに信号は青になり、車は走り出しました。これを何度も何度も繰り返しているうちに “状況に対する反射” が起こらないようになっていきました。

 

今でも信号待ちをしているふとした瞬間に “反射” は起こることがありますが、私は上で書いた負のサイクルの絵を思い出し、最悪の状態を思い描くことを “意識的に” STOPさせることでやりすごせています。

予期不安の正体は、本当に具合が悪いのではなく最悪の状態を思い描いている自分の思考なんだと気づき、負のサイクルを断ち切ることで対処できる。

それが私が信号待ちの予期不安から学んだことでした。

 

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