「やばいっ!脳梗塞だ!」

正直そうとしか思えませんでした。

片腕の感覚がなくなり、腕の曲げ伸ばしや手のひらをグーパーグーパーするのが困難になりました。そして喉に違和感が出てきました。だんだんと喉がしまってくる・・・。喉の感覚がおかしい。息苦しい。喉が麻痺しているような感覚です。唾を飲み込むのが困難になりました。そして思考停止。というか正確には思考力の低下ですね。話そうとしても単語が出てこない。言葉が出てこない。

 

以上をまとめるとこうです。

  • 手足のしびれ・麻痺
  • 喉の麻痺(嚥下困難)
  • 言語障害(言葉が出てこない)
  • 思考停止(思考力の低下)

 

もしもこの症状があるって言われたら「アンタそれ脳梗塞じゃないの!?」って言いたくなりますよね。でも違ったんです。ただのパニック症状だったんですよ。実際私がこの状況に陥った時のお話をします。



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きっかけは一瞬の貧血だった

前日遅くまでお酒を飲んでいた私は、寝不足を感じながらもその日も朝から友人と車で出かけていました。私は助手席に座っていました。

しばらくドライブをしながら友人と会話を楽しんでいたところ、急に貧血が起きました。会話中にも関わらず一瞬気を失いかけました。

それが引き金となりました。

 

「どうしたんだろう。大丈夫だろうか。またなったらどうしよう。」

 

そんなことを考え始めました。

でも私はパニック障害との付き合いもかなり長いのでそんなネガティブな思考をうまく受け流していましたし、呼吸もしっかり整えてリラックスしていました。

 

「余裕余裕、今回もこんなもんで終わりだな。」

 

そう思っていたところ、少しずつ左腕がじわわわーっとしてきました。だんだんと感覚が鈍くなってきます。それは手のひらまで到達し、ついには手のひらをグーパーグーパーするのが非常に困難になっていました。

それでも私は、自分で言うのもなんですが、結構落ち着いていました。「まだまだ余裕だぜ」ってなくらいに。

そして症状はどんどん進んでいく

そうこうしているうちに友人との会話が成り立たなくなってきたんです。話そうとしても単語が出てこないんですよ。それから友人が話したことが理解するのが難しくなってきたんです。さすがに私もこの辺で「ちょっといつもと違うな~」と思い始めました。

ついには喉がうまく動かなくなり言葉をうまく出せないし、唾もゴッックンと勢いを付けないと飲み込めないくらいに喉の感覚もなくなっていました。その時には思考するのもやっとで、決して眠くはないのに脳が半分眠っているような状態でした。なんて表現すればいいんだろう。。。寝起き直後のボケーっとした状態のような、思考が進まないような、脳の半分が閉店ガラガラ(シャッター)、みたいな、そんな感じ。

 

「あれ?これちょっとヤバいやつかも。」

 

とさすがに思い、一緒にいた友人に救急のある病院へそのまま連れて行ってもらいました。

 

病院へ行く途中、一応パニック時のために持ち歩いていた薬を飲みました。



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救急へ駆け込んだ結果

小一時間点滴を打たれて帰りました。ええ。

病院へ着いた安心感と薬が効いてきたこともあって、自然と症状が消えていったんです。本当に嘘のように症状は消えていきました。ただでさえ非常に忙しい救急の現場なのに、なんだかお邪魔してしまって申し訳なかったです。「本当にパニック障害というのは本人は本当に辛いけど周りに迷惑かけちゃうよなぁ」としみじみ思ってしまったのでした。

でもね、でもですよ!パニック障害の方にとって症状が出ている時ってそれこそ本当に死ぬかもしれないっていう精神状態なんですよね。もうね、友人とか周囲の人の助けを借りるとか救急に駆け込むとか遠慮しないで実行したほうがいいと思うんですよ。迷惑かもしれないけど、辛いものは辛いんですから。

ある程度自分で我慢して、症状に対してコントロールする技術を磨く(笑)ことも必要だと思います。でも、逆に我慢しすぎて辛い感覚が強く残り過ぎてトラウマのようになってしまってはしょうがありません。一度できてしまった「恐怖の思考回路」はなかなか消えてくれませんから、そこまで行く前にギブアップすることも必要だと思うんです。

パニック障害をお持ちの皆様、辛い時は辛いと言いましょうね。

反省の意味を込めて、原因を考察してみた

理由はすぐわかったんです。

  1. 前日にお酒を飲み過ぎた
  2. 寝不足だった
  3. 薬を飲み忘れた

 

これでもかというくらいの悪条件です。むしろこれで症状が出なきゃおかしいでしょう、というくらいです。

原因の考察も何も、わかりやす過ぎます。

初めての症状に困惑した

パニック障害と付き合いを始めて10年以上になりますが、体の感覚が強く奪われていく、そして思考すらも奪われていく感覚は初めてでした。

今となってはちょっとやそっとの症状じゃ動じないくらいになりましたが、今回はその油断がこのような事態を招いたと思っています。自己管理を怠ったためです。これはパニック障害を持っている・いない関係なく、注意していなくては体調を崩してしまうレベルの基本的なことです。本当に反省しました。みなさんもやっぱり基本的な体調管理はしなくちゃだめですよ(^^;

今回はおそらく脳内のセロトニンが急激に減少していたんだと思います。これによって思考が停止、または思考力の極端な低下が起こりました。加えてアドレナリンがドバドバ出て交感神経が優位になったせいで神経が圧迫されてしびれ・麻痺のような身体的症状が出たんだと思います。

 

それから、お医者さんには「過呼吸かもね。」と言われました。一応自分としてはかな~り落ち着いて対処してたんで呼吸も乱れてなかったんだけれど、やっぱりどこか無意識のうちに「過呼吸」ぎみになっていたのかな、とも感じています。

私の体験を知識として知っておいてほしい

本当に自分の感覚がどんどん失われていく恐怖はすさまじいものでした。

でも今回一度経験したのでもしも(もうないだろうけど)、次回また同じような症状が出ても落ち着いて対処できると思います。パニック障害をお持ちの方、または不安神経症の方、体調が極端に悪いなど条件によっては今回お話した私のような症状が出るかもしれません。「こういう症状もあるんだ~」とぜひ覚えておいてください。知識として知っておくだけでも少しは冷静に対処できるはずです。

  • まずは落ち着ける環境に身を置くこと
  • そして薬を飲むこと
  • ゆっくり休むこと

本当に基本的なことだけど、これでちゃんと治ります。落ち着いて対処しましょう。

 

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