ある日の夜、学生時代の友人から電話がありました。

 

「○○○と同じ名前の人が電車にはねられたってネットのニュースに書いてあるんだけど、あいつと連絡とれる?」

 

私はまさかと思いすぐに彼の携帯に電話をしてみました。

 

「お客様のお掛けになった電話番号は・・・・」

 

もう一度掛けても、何度掛けても同じでした。



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○○○はけっこう珍しい名字でしたが、私はまだ信じていませんでした。きっと何か偶然が重なってるんだろうと。

そこで私もネットのニュースを確認しました。そこには被害者の名前と大まかな住所が書いてありました。私は急いで過去の年賀状をあさりました。しばらくして彼からの年賀状を見つけました。そしてそこに書いてある住所がニュースのそれと同じであることを確認しました。

翌日、管轄の警察署に問い合わせました。被害者が私の学生時代に仲良くしていた友人かもしれないということを伝え、彼であることを確認するため被害者の住所の番地まで教えてほしいと聞きましたが、教えてはもらえませんでした。しょうがないので被害者の特徴をいくつか聞くと答えてくれました。

 

彼に間違いありませんでした。

 

その友人とは卒業後はたまにしか連絡を取っていなかったものの、学生時代には何をするにもいつも一緒に行動をして、一生の友人であるだろうと思っていました。

そんな彼が悲惨な死をとげ、その日から私は 『死』 について考えるようになりました。

ひたすら 『死』 について考えました。何をするにも、気づくと 『死』 について考えていました。もう頭にこびりついて離れなくなっていました。

 

その状態が1ヶ月ほど続いた頃、私は異変を感じるようになりました。

頭の中が “もやもや” するのです。おかしいなと思いながら、さらに数日が過ぎたある日の夜、寝ようと布団に入りましたがなかなか寝られず、気づくとまた『死』について考えていました。

その時でした。

突如、頭の中のもやもやが暴れだしました。そして私の思考を奪うかのように頭全体を覆いつくしました。

そして私はこのままどうにかなってしまう、死んでしまう!と底無しの恐怖を感じ、パニック状態になったのでした。これが以前の記事に至るまでの経過でした。

 

 

その後、病院でもらった薬を飲み続けてなんとか辛い症状をしのいでいた頃、東北の大震災がありました。最初のパニック発作から半年ほど経った頃でした。私の親戚も津波にのまれ、亡くなりました。

そして私は依然として 『死』 についてより一層深く考えていました。すでに思考の癖は消せないまでになっていました。

今考えるとよせばいいものを、その頃の私はインターネットで繰り返し震災の映像を見てしまっていました。そしてそれによって私の中での 『死』 がさらに強化されていきました。

 

そうしているうちに眠れなくなり、食欲がなくなり(食べても味を感じなくなっていた)、身体のあちこちが重苦しく痛くなり、頭の中が雲ってしまいました。

主治医からは “鬱状態” であると告げられました。



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その後数年間、私はこの鬱状態と 『死』 の中でもがき苦しみ続けました。『死』 の答えを求め、図書館へ行っては関連図書を読みました。もちろん主治医の先生にも打ち明けました。ネットでもなんでもいいから答えはないものかと思い探し続けました。

でもそんなもの、あるわけありませんでした。

とりあえずこの思考の習慣を遮断しなくてはと試して効果があったのが以前書いた記事の対処法でした。

 

 

私にとってパニック障害の出発点は「友人の死」でした。今でもこの 『死』 は私の人生にとって重大な問題であり、生き方そのものさえ変えさせられたものでした。

 

 

パニック障害や不安神経症になる原因は人それぞれだと思います。私は病気の体験者として辛いということはものすごくわかります。どんな精神科の名医でもカウンセラーでも体験者にはなれません。体験するということは本当に辛いことなんです。

そして、病気を乗り越えられないことはありません。私が今、こうして友人の死について書けているのがその証拠です。以前の私ならこんなことしようものなら具合が悪くなってしまい、耐えられなかったと思います。(考えては具合が悪くなっていた)

うまく “時間” と付き合い、少しずつ対処していけばいいと思います。

 

以前の私と同じような状況の方がいましたら、焦らず、ゆっくりと休んでください。今は絶望的な未来も “時間” と共に生きていればなにかしら変わってくるものです。

大丈夫です。信じてください。

私はこのブログで私と同じような経験をしている方に少しでも何か情報を届けられたらと思っています。これからも少しずつ届けていきますのでよろしくお願いします。

 

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